バッテリーの種類
現在、鉛酸バッテリーは用途別にスターティング用か、ディープサイクル用かのいずれかに大別され、さらに、それぞれについて電解液浸水型ジェル化電解液型最先端AGM (吸着ガラスマット)型の3種類のタイプに明確に分類されます。これらには、鉛の量、電極を接着し固定する方法、内部電極の絶縁の度合いと構造、ケースの品質、シーリングの材質などの要素において、各タイプにはそれぞれ品質レベルがあります。
 電解液浸水型
鉛酸バッテリーの最も古いタイプが電解液浸水型です。このタイプのバッテリーは数十年前から使用されています。これらバッテリーでの液体硫酸溶液は、船舶の機械部品や衣服などにダメージを与えます。過充電の場合、爆発性のある水素ガスと、酸性の「霧」を噴出することがあり、ターミナルや周りの表面を腐食します。また、通常水補給を必要とします。これらは最も廉価なタイプであり、多くの船舶などに用いられています。

 ジェル化電解液型
これは、30年以上も前、ドイツのSonnenscheinによって、アメリカの船舶業界に導入され、効率の高さと、安全性が評価され、広く普及しました。その電解液は、硫酸溶液に「発散シリカ」を添加したもので、バッテリーをシールすることで密封されています。このタイプのバッテリーは、充電中、内部に発生したガス(水素と酸素)のほとんどを水に再合成します。このしくみにより、メンテナンスフリーとなりました。
ジェル化電解液型バッテリーの設計は非常に古く、技術的に改良する余地は、ほとんど残されていません。ジェル化電解液は非常に粘性が高く、充電中または放電中に、ジェル内に気泡や、ひび割れを発生することがあります。これらは、電解液の流れを悪くし、バッテリー容量の低下の原因となります。またジェル化した混合物は、ガス化による揺変現象(THIXOTROPICと呼ばれます)により、充電時に液化することがあります。充電終了後、液体化した電解液が、再びジェルに戻るには一時間程の時間が必要ですが、ジェル化する前にバッテリー内に隙間などがあると、液漏れの原因になります。最後に、ジェル型バッテリーは、再合成できなかった水素ガスが貯まることがあります。過充電により内部のガス圧が高くなると、バッテリーの破壊防止安全弁が開き、爆発ガスが噴出されることがあります。この噴出された水素ガスが原因で、早期故障や、バッテリー爆発事故などが起こります。最近提出された米国沿岸警備局の安全諮問委員会( 船舶安全回状No.78 )は、海上用途でバッテリーを充電する場合には、「自動温度制限方式」を推奨しました。

 最先端AGM(ガラスマット吸着)型
最先端バッテリー技術が、AGM型です。これは、既存のバッテリーに対して、安全性、効率、そして耐久性を向上する目的で開発されました。 AGMの技術には3つの大きな特徴があります。
1つ目は電解液が非常に細かいガラス繊維を幾層にも重ねたフェルト状のマットに吸収されており、絶対に外部へ飛散しない構造となっています。2つ目は電極板などは電解液に対して、常に「湿った」状態におかれているので、ガスの再合成する効率が上がります。
3つ目はAGM材は非常に低い電気抵抗となっており、他のタイプのバッテリーと比べ、効率よく電力を供給します。最後に、最先端AGMバッテリーは、他のタイプのバッテリーと比較しても驚異的なライフサイクルを提供します。

再合成ガス技術は、シールド航空機用バッテリーのリーディングサプライヤーであるConcorde Battery Corporation社にて現在の技術レベルに高められました。最初のAGM航空機仕様バッテリーは、1985年に米国空軍に納入されました。そして現在では、ステルス戦闘機、F-18ファイタージェット機などの軍用として使用されています。また、重量の重い「ファットプレート」Lifelineバッテリーは1989年に導入されました。今日Lifelineバッテリーは、世界で製造されている中で、最も進んだ船舶用とRV車用のバッテリーです。これらは、FAAや軍用仕様で要求されるのと同様の高い仕様で、設計および製造されています。 Lifelineバッテリーだけが、標準のバッテリー形状とサイズで得られる、最先端AGM製品なのです。これらは、多くの米国海軍機や、Pacific Seacraft社, Island Packet社Hinckley Company社などによって作られる立派なヨット類、そしてVision Coach社Royal Coach社、Vantare Coach社などによって作られる高品質の四輪車上などで、標準装備となっています。

   
   

 

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