避難所に小形風車40基設置 宮城県東松島市 ―非常用電源システムが市内8か所で稼働―

2016.03.08

お知らせ

ゼファー株式会社(本社:東京都港区、社長:田中朝茂、以下「ゼファー」)は、宮城県・東松島市の指定避難所8か所に、小形風力発電機(計40台)と太陽光発電による独立型発電設備を導入しました。発電された電気はLED街路灯に供給され、停電時(夜間)でも住民が避難所に避難できるよう導線を確保し、また、災害時、収容される避難者が最低限の避難生活を確保するために、照明、通信、冷暖房設備等が使用できる電力を確保し、通常時には駐車場の照明として利用しています。

 

東日本大震災により甚大な被害を受けた東松島市では、「東松島市 環境未来都市計画」を策定し、未来に向けたまちづくりを行っており、2050年には、自然災害から立ち直った象徴的なまちとして、世界各国からの来訪者を招き入れ、住民が誇りを持ちながら、健康的で安心して暮らすことができるまちを目指しています。
公立避難所における自立避難生活機能の向上という災害に強いまちづくりへの課題に対し、災害等の停電時に、上記用途に加え情報発信等のための電力供給等を企図しています。

 

Airdolphin(エアドルフィン)の独立電源システムは、小形風車と太陽光のハイブリッドシステムのパッケージ商品として販売してまいりましたが、震災地域で特別な仕様でのご要望にも、当社の高い技術によるシステム設計でお応えしています。今回のような特別な仕様での非常用電源システムとしては、仙台市に続いて2例目となります

 

今後もゼファーは、震災後の非常用電源へのニーズに対し、信頼性の高い独立電源システムを提供してまいります。

 

【システム概要】
設置場所:宮城県東松島市指定避難所 8か所
本庁舎、鳴瀬庁舎、保健相談センター、老人福祉センター、大曲市民センター、
赤井市民センター、大塩市民センター、小野市民センター
発電容量:各所の発電量は、6.65kWh。Airdolphin(1kW)×5台、太陽光パネル(0.165kW)×10枚
併設蓄電池容量:24kWh

 

【ゼファーの概要】
社名:ゼファー株式会社
本社所在地:東京都港区海岸1丁目9番18号国際浜松町ビル4階
設立:1997年6月
代表者:田中 朝茂(代表取締役社長)
事業内容:風力、太陽光、水力、バッテリー等エネルギーに関する機器の開発、製造、販売、設置、輸出入、コンサルティング及びメンテナンス。家庭用、住宅産業用、学校教育用、業務用、船舶用、大型売電事業分野への事業展開。

 

【本件に関するお問い合わせ】
ゼファー株式会社 広報担当 伊勢崎
電話:03-5425-2566
FAX:03-5425-2567


本庁舎

小野市民センター